九州豪雨災害から2か月経ちました

2017年9月5日 7月5日の豪雨から2か月経ちました。

猛暑の中、懸命の片づけに追われた中、ようやく、平穏な日々になったかなと思えば、
大雨や、台風の雨の度に水が増水し、当時が蘇り不安になります。

先週8月26日から5日間、アメリカ南部のテキサス州 でハリケーンで「1,000年に一度」の規模の洪水がありました。 その意味は、ある年に今回と同規模の洪水が起こる確率が0.1%(千分の一)であるということ。
逆に言えば、99.9%の確率で起こらないことが、今回起きてしまったということになります。

TVで見ましたが、町中が水浸しになり、人の腰あたりまで、水に浸かってましたね。

ヒューストン近郊では5日間で1,318ミリの雨が降りました。これはアメリカ本土に
上陸したハリケーンの雨量としては観測史上最大です。
同市の年間降水量は1,380ミリですから、1年間で降る量の雨が数日で降ってしまったことになります。

また水の量は27兆ガロン(1,000億立方メートル)とも言われます。
想像もつかない量ですが、これはなんと「琵琶湖4個分」の水量に匹敵するのです。

※アメリカ南部のテキサス州 のハリケーンは2回目だそうです!!

 

災害は忘れたころにやって来る・・・は昔の話で
今は、災害は忘れない内にやって来る・・・です!

 

日田市では、9月1日  夜7時半から
市長を初め、県の関係者と、り災証明をもらった人達との意見交換会が開かれました。

被災状況は各自違うし、時間も2時間の予定なので、
次々と発表があり、他の人の被害状況を聞くことができました。

今後どうすれば良いかで白熱した議論になり、予定時間を40分もオーバーして終了しました。

・復旧スケジュールは

1)農業、林業関係
2)市の道路・河川関係
3)県、市の予算関係
4)国・県(道路・河川)関係

 

昨年、航空写真で災害時の危険個所を示した災害マップが回覧版で回ってきたので、
危険地域の家は早めに移転をしたほうがよいだろうなと思う。

 

2か月経ち、懸命の復旧作業で、通常の生活ができるように
なった今、山崩れダム湖化した当時の様子を知ることができました。

 

平成29年7月5日は、数十年に一度と言われる大雨が早くも5年でやって来た。

前回は5年前、平成24年7月当時、

豪雨で川が増水し、橋に風倒木がたまり、
辺り一面濁流で道路も冠水し、交通止めになり、帰れなくなりました。
午後から帰宅難民になり、町中で雨が止み水が引くのを待って、
車でう回路の橋を通り、日頃通らない農道を通り夜に帰り着きました。

翌朝その橋は、風倒木と水の力で流されて、無くなっていました。
車の通る橋が流されたし、道路も通行止めになり、
う回路の大鶴町を通り、3倍位の時間を掛けて大変な思いをした事を思い出しました。

 

今年、29年7月の山崩れダム湖化した隣町の当時の様子を知ることができました。

小野地区は前回を遥かに上回る大雨となり、雷と土砂降り雨が9時間も続いた。
午後7時頃には梛野の河川が氾濫し、県道が寸断、
前日、三河町の土砂崩れが県道を封鎖してた。
旧道への橋も濁流に飲み込まれ通れなくなり、完全に陸の孤島になった。

午後から、大雨、夜には帰宅難民や避難民が107名になった。
5日当日の夜は停電、電話も不通。外部からの情報も入らなくなり、皆、大変不安な夜を過ごしました。

翌日6日、午前9時55分頃、梛野地区の対面の山が轟音と共に
荒ましい勢いで崩れ落ち、消防団員1人と女性2人が土石流に巻き込まれた。

この時、対面の部落の家にも大きい岩や石が飛んで、家が壊れたり流されたりした。

2ヵ月経った今、全壊、半壊の家の取り除き作業の後に、
家位の大きな岩が残っています。付近は広範囲に渡って石砂山。

山にこんなに石や砂があるとは、初めて知った。
海や川の砂浜は見るけど、山の真砂土はすごい量です。

 

・九州北部豪雨水害については下記よりどうぞ!

・九州北部豪雨水害で閉じ込められた体験記

・九州豪雨から1ヵ月経ちました

・さだまさしさんが復興支援激励コンサート!

・もしも大都会東京で集中豪雨が起きたら