縁起物!お節料理の名脇役!ちょろぎ・つくばね・ひょうたん漬け

お節料理の名脇役!
ちょろぎ・つくばね・ひょうたん漬けを
ご紹介します!

おせち料理は作るのが大変なので
「買って来たのを詰めちゃうわ。」
なんていう方も多いかと思います。

そこで、そんな時に打ってつけ!
かなり可愛いおせち料理の名脇役
3つをご紹介します!

 

【ちょろぎ】


ちょろぎは中国原産のしそ科植物の
根の部分で、ネジ状の小さな球根
の様なものです。

歴史はかなり古く、日本には江戸時代
から伝わっているそうです。

ちょろぎの漢字は多く存在していますが、
縁起を担いで「長老木」「長老喜」と
書くことが多いようで、
おめでたいおせち料理の一品、
兼飾りとして使われています。

どの祝い膳に使われても良さそうですが
不思議とおせち料理でしか見た事がありません。

色は元々ゆり根のように白いのですが、
売られている物は酢漬けがメインで
白・ピンク・深紅の3色です。

 

紅白にすると尚縁起が良いですね。
黒豆の上にちょこんと乗っている


真っ赤なちょろぎは色鮮やかで、
形の不思議さも加わってかなり
目立つタイプの脇役さんです。

見た目と色で子供受けはかなり良いですよ~。

 

食感はレンコンのようにシャクシャクと
していて味は程よい辛味があり食べ易く、
加熱するとホクホクとゆり根のような
食感に変わり甘みも出てきます。

ヨーロッパでは茹でたものをサラダに
したりスープの具材にしてガッツリと
食べています。

歴史が古いわりに日本では秋田や京都
の西あたりでしか栽培されていないらしく、
残念ながらガッツリ食べる食材としては
それほどの量が出回っていません。

大き目のスーパーや漬物屋さん、
ネットで購入する事が出来ます。

・・・・・・・・・・・・・

【ひょうたんのしば漬け】

こちらも縁起物なので、お正月以外にも
お祝い事などに使われています。

色は無着色の物と赤い物があります。

ひょうたんは、特に作物の種入れとして
用いられてきた歴史が長く、
「瓢箪の中に入れた種は必ず芽が出る」
ので、幸福や成功のチャンスがめぐって
くると言われています。

 

また、三つそろえば「三拍(瓢)子」
そろって縁起が良い、

六つ揃えば「無病(六瓢)息災」の
お守りになる、

と縁起の良い言われが多くあります。

お漬物に使われている千成ひょうたんも
「小さく数が多い・千個成る」などの
意味があり、子孫繁栄を意味しています。

豊臣秀吉の馬印としても有名ですね。

ひょうたん自体はクセがないので
しば漬けの味がして、食感がとても良い
お漬物です。

見た目も可愛らしいのでお客様にも喜ばれますよッ。

【つくばね・衝羽根草 】


食用ではありませんので食べられませんが、
お正月や冬の遊びとして親しまれてきた
羽つきの羽に似ているところから
お節料理の飾りに使われるようになりました。

 

珍しい食材を扱っている八百屋さんや、
市場などで生の物と瓶詰が売られています。
(瓶詰はネットでも購入可能)

お正月になると、ちょっと洒落た料理屋さん
や旅館のお膳の上にチラッと出てくる
のですが、
チラッとだけでも高級感がかなり出ます。

 

例え、おせち料理作りを諦めちゃって
買って来た紅白のかまぼこや、
ふ〇っ子の黒豆、茹でただけの
海老なんかを重箱やオードブル皿に
並べただけでも、この三つがあれば
素晴らしいおせち料理に見えてきちゃう!

必殺技にいかがですか?