×が3つも付いていますが私にとってそれはとても幸せな事です。
実は世の中には離婚出来ない方が大勢いらっしゃいます。
その辛さを考えると、離婚出来ないより
離婚出来る方が断然幸せ幸せな事。
けれど×３になったのは相手の男性のせい
ではなく男の選び方がポンコツだったから
だと反省する部分は否めません。
今回は最初の結婚から離婚までを
振り返ってみようと思います。
目次
【借金まみれのDV夫と出遭い】
当時、すすきので飲食店を経営していた為
知り合う男性は全て夜勤めの方ばかりでした。
そんな時高級クラブで黒服をしていた3歳年下の
元夫と出遭ってしまったのです。
出会った頃はこれ以上にないくらい
優しい人だったんですけどね。
黒服の仕事はいわゆるウエーター業務や
開店前後の清掃などですが、チーフをしていた
のでスカウトと女社長の付き人が前夫の主な仕事です。
身につけているスーツや時計、靴に至っても
なかなかの高級品でしたので、
まさか貯金ゼロどころか借金があるとは
つゆほども思っていなかったのです。
容姿は身長178㎝のイケメンです。
私が経営しているお店はトントン拍子でした。
仕事も好きでしたので店を止めるつもりが
ありませんでしたし、子供を持つつもりもなく、
前夫も子供が要らないと言っていたので
それも私にとって都合のよい事でした。
【前夫にとっての結婚理由】
前夫の目的は私との純粋な結婚ではなく、
「借金返済」と「将来自分で持つ店舗の資金」
のために私を利用する事でした。
結婚してから半年もしない内に店に借金取りが
来るようになり借金が発覚したのですが、
気付くのが遅すぎました。
たぶん、あの頃お財布の中からも
お金を取られていたと思います。
離婚後に前夫の同僚から聞いたのですが
「一緒に店を持つときに金額をかさ増しして
借金を返そうとしていた。」という計画を知ったのです。
【借金取りと離婚夫の豹変】
借金取りはドラマに出てくるような怖いお兄さんではなく、
それでいて圧倒的なオーラを放ち
「店が終わった後少しお話があるんです。」
とニコニコと優しい言葉を残して
すぐに帰って行くのですがこれが毎日続き、
しかも店が一番忙しい時間帯を狙って
やって来るのでお客さんにもバレバレの状態です。
離婚は直ぐに考えましたが、
一度は好きになって結婚した相手。
借金まみれで放り出すのは些か可哀そうかと
躊躇してしまったのです。
しかし、私の意思をすぐに覆してくれる
事件が起こりました。
前夫の態度が豹変したのです。
借金の話を切り出したその夜から
寝ている私の足の上に2kg近くある時計を
思い切り落としてくるというDVが始まりました。
時計は居間に置いていたので偶然落ちるはずが
ないのですが「時計を見ようとして落としちゃった。」
としらばっくれる前夫。
それが数日続き前夫との離婚を決意しました。
おまけに
前夫の親父が私の所に借金をしに来るようになったのです。
親子そろっていい加減にしてくれ！
私は怒りを抑えきれず家庭裁判所に相談に行ったのです。
【離婚の申し立てに必要なもの】
・申し立て書（写しでも可）
・双方の戸籍謄本
・収入印紙1200円分
・裁判所との連絡に使う切手代
（年金などの件を含む場合は別な書類が必要）
離婚に必要なものはこれだけです。
【借金を返したら離婚してやる！】
前夫に離婚申し立てをした頃にはDVも
慣れてきたのか、事ある毎に殴りかかろうと
していたのですが、高校時代に柔道を3年間
やっていた事もあり、残念ながらそれほど
弱くはなかったので殴らせるまでには
至りませんでした。
ただ就寝中の時計落としがずっと続いていたので
家を出てしばらくビジネスホテルで暮らしておりました。
それから何度離婚の申し出をしても
「俺の借金を全額支払えば離婚してやる！」
の一点張りです。
しかし家庭裁判所に行った途端
簡単に離婚が成立したのです。
【離婚できた理由】
・前夫が家庭裁判所に来た事
・家庭裁判所で私に殴りかかってきて大暴れした事
この2つに尽きます。
【家庭裁判所の調停では欠席が許される】
いくら家庭裁判所に離婚の申し立てをしても
とにかく双方が話し合わなければ何事も成立しません。
しかし、調停は欠席が許されてしまうのです。
家庭裁判所の方が説得してくれる
などという事もありません。
しかし、何故か前夫は調停の場に現れ
自分の不利になる事を皆さんの目の前でやってくれたのです。
【家庭裁判所ではどんな風に話し合いをするのか】
家庭裁判所は場所にも選るかも知れませんが、
離婚したい相手と話し合いをする部屋は
とても広く大きなテーブルの
端と端に座らせられられます。
ですから暴力を振るおうと大声を上げて
猛ダッシュで突進してきた前夫も調停委員の方
に簡単に止められてしまったという事です。
【離婚したい夫・妻が調停に来ない場合】
調停を欠席される状態になった時は
代理人が出席するという事も可能です。
相手の親、兄弟に頼んでご本人、または弁護士に
出席してもらえるとラッキーです。
とにかく誰かに来てもらう事です。
その際、相手にどんなにひどいことをされていた
としても悪口は避けた方が良いでしょう。
仮にもその方の親・兄弟なのですから悪口を
言われて楽しい訳がありません。
相手男性の母親、相手女性の父親には
特に気を付けた方が良と思います。
逆上して「一生離婚させてやらない！」などと
いう歪んだ結論を招きかねませんので、
事実だけを冷静に伝えるのが得策です。
大抵の場合、調停委員との個別の面談で
離婚できているようですが
（調停委員は無理に説得するような事はありませんが、
離婚に至った経緯を上手に伝えてくれます。）
複雑な離婚の場合裁判するしかありません。
現在離婚できないでお困りの方は
是非一度 家庭裁判所への相談をお勧めします！
冒頭で離婚の事をバツ×と表現しましたが
私の人生の経歴の上で離婚は二重丸◎だと考えております。
頑張ってくださいね！