最新!熱中症で倒れた時の対処法

身近な人が熱中症で倒れた時の対処法

 

 

1、日陰やクーラーの効いた涼しい場所へ移す
2、衣類を脱がし、冷たい水や氷水で濡らしたタオルで全身を速やかに冷やす
3、可能であれば体温を測る
4、まずは現場で冷却、のちに救急搬送を要請する

※ 体を速やかに冷やすことが大事です

熱中症の治し方

全身の急速冷却がカギになります

2018年7月
記録的な猛暑により各地で熱中症による死者や救急搬送が相次いでいます

8月も高温が続く見通しで、気象庁は「災害」並みの警戒を呼びかけています。

「熱中症」にはさまざまな症状があります。

めまいやふらつきなど熱中症の初期症状に気付いたらすぐ休むべきですが、もともと体調が悪いために頭痛や倦怠感を感じている方は、熱中症になっていても気付かないことがあります。

また熱で意識がもうろうとしてきて、自分の状態を判断できないまま急に意識を失う場合もあります。

熱中症が発症してしまった時には、適切に応急処置をする必要がありますが、以下の点を観察しひとつでも当てはまれば、すぐ医療機関に連れて行きましょう。

  • 本人の意識がはっきりしていない
  • 自分で水分や塩分(ナトリウム)が摂取できない
  • 水分補給など何らかの対処をしても症状がよくならない

身の回りの人が熱中症になった時どう対応すれば良いのでしょうか?ここで解説をします

人間の体は卵と同様なんです!

熱中症は発汗で体内の水分や塩分が減って血液の流れが低下し、
体に熱が溜まって体温が上昇、内臓の臓器が高温にさらされることで発症する障害の総称です

総務省消防庁のまとめによれば7月16日~22日の一週間に熱中症で救急搬送された人は全国で2万人を超えて死者は65人になりました

九州大学の災害・救急医学分野の助教授は
「生卵が熱で固まるのと同じ様に、人体のタンパク質も高熱で変わって内臓がダメージを受ける。
だから死に至るんです」と説明しています

タンパク質の変性を防ぐためには、速やかに体を冷却する必要があります。

環境庁作成の保健指導マニュアルでも、
「重傷者を救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げるかにかかっている」と書かれてあります

首の付け根の両脇や、脇の下、太ももの付け根部分に氷などを当てて、太い血管を冷やすことを勧めています。

大学の助教授は四年前アメリカのマラソン会場で、熱中症患者を救命する場面に立会い、衝撃を受けたそうです。

意識が朦朧とし、医療テントに運び込まれた男性ランナーの直腸温度が42℃に
達しているのを確認するや、スタッフたちが「冷やすぞ!」と言って、氷水を張ったバスタブの中に入れた。
男性は15分ほどで、意識が戻り、自力で帰ったそうです。

氷水による冷却は治療法として効果的だが、冷却を止めるタイミングの判断が重要なことから、
専門知識のある医療スタッフの下で行うことが大事です。

アメリカではスポーツの現場や軍隊などで実施されているが、日本国内での実施例はほとんどないと言われています
それでも助教授は「熱中症に対して急速冷却の有効性がよくわかった」と言っています

救急車到達までが大事

周りの人が熱中症で倒れた時、家庭でもできる対応として、

1、冷水を飲ませる
2、冷たいシャワーを全身にかけたり、水を張った浴槽に入れたりして、流水で冷やす
3、霧吹きで身体表面を濡らして、扇風機で風を当てて冷やすことを勧めています。

その上で部分的ではなく、できるだけ全身を素早く冷やすことが大事」と強調しています

消防局救急課の消防士長は、「救急車の到着を待つ間、熱が下がるよう体を冷やすことが大事だ。
容態が悪化したら、再度救急要請して追加の情報連絡することも覚えておいてほしい」と言っています。

ペットにも熱中症対策を

猛暑でペットの暑さ対策が必要になっています。
高温になったアスファルトの路面を歩いて足の裏の肉球を火傷したり、
熱中症になったりする危険が高まっているからです。

獣医師達は「出かける前に暑さをチェックして大丈夫か?判断をしてください」と呼びかけています

散歩に出かける前に、飼い主が手の甲で地面に触れて暑さを確認する活動『ワンタッチ』の呼びかけを始めています
真夏のアスファルトの路面は65°まで上昇します。

『ワンタッチ』とは?





日没後も路面に熱が残っている時もあり夕方だから安心とは限りません。
そこで『ワンタッチ』は手のひらより暑さを感じやすい手の甲で、
アスファルトにタッチすることを勧めています・

ペットの肉球の火傷が多いです。
犬の熱中症は、5月頃から急増し、暑さが本格化する7~8月がピークになっています。

車内にペットを置き去りにしないで

気温35℃の炎天下で窓を閉め切って、エアコンを切った状態で駐車したら、
30分ほどで、車内の温度は40℃に上昇。
サンシェードを使ったり、窓を少し開けたりしても、最高温度
は45℃~50℃に達し、危険です。
短時間でもペットを車に残すことを止め、家の中でも室温管理と水分補給が肝心です。

「犬は人間が感じる以上に暑さを感じている。

散歩に適した状況なのか、家を出る前に良く考えて、涼しい時間や犬の靴を履かせたりしましょう。

ペット保険大手のアニコム損害保険は、
『犬の熱中症週間予報』を今年の4月から配信しています。
猛暑が続く今年は各地で厳重警戒が続いています。

保険請求のあった事例を見ると犬の熱中症は
5月頃から急増し暑さが本格化する7月から8月にピークになっています。

 

※エアコンの効いた室内で走らせたり、ルームランナーで走らせるとか、

芝生の上で走らせると良いですね!

※夏休みなどで、長期旅行の時は、ペットショップに連絡して、預けると安心できますね。