パニック障害ってどんな病気?症状・治療など体験記

【パニック障害が発症した時の事】

パニック障害になって既に20年近く経過しています。

 

診断されてから20年ですが、おそらく

それ以前から発症していたかもしれません。
以前はパニック障害、パニック症候群という

言葉さえなく、病院に行き症状を話しても

「統合失調症」と診断されるか、

またはホルモンバランスの崩れなどと

言われ更年期障害の時に出される生薬と

睡眠導入剤などをくれるだけだったのです。

 

 

ようやくパニック障害という言葉が医師たち

の間に広まって来た頃、

運転中に「あおり行為」パニック

(車間距離を詰められひたすら追いかけてくる)を

されパニック症状が出て運転できなくなったのです。

 

知り合いの内科医の紹介で心療内科に行き

「パニック障害」である事を告げられました。

 

【パニック障害の症状・パニック障害で出来なくなる事】

 

・身体が震える

(スーパーでお金を払う時などは手がかなり震えます。

外に出ると足が震え生まれたての小鹿のようにガクガクです。)

・激しい動悸と過呼吸

・稀にけいれん発作

・運転できない

・物を食べる時に恐怖を感じる・特に麺類が多かった

・人との接触が出来なくなる

・人が多いところに行けなくなる

(駅・病院などの公共機関に行けなくなり、

冠婚葬祭事も場合によっては無理になる)

・乗り物に乗れなくなる

書き出してみると凄いですね。

パニック障害と聞くと「大騒ぎして暴れ出す」

ようなイメージを浮かべる方が大勢いるのですが、

内容は上記した事が殆どで、暴れるような

症状は統合失調症の可能性が高いです。

 

【どんな病院でどんな治療をするのか】

 

パニック障害は心療内科で治療します。
(内科ではパニック障害と診断を下せないのです。)

・医師の診断を受けて投薬での治療
・心理士のカウンセリングを受ける
・自力で外に出る荒治療

正直言いましてカウンセリングは

あまり効果がありませんでしたが、

そのままで暮らしていると引きこもりに

なっていく可能性が大だと思い外に出る為にも

「心理士に会いに遊びにいく」程度の感覚で通いました。

 

【パニック障害の薬の副作用】

については、こちらの薬は薬の効果が

切れる時に離脱症状が出てくる場合があります。

お酒が切れると

手や体が震えるあのような症状と、

意味の分からない恐怖に駆られるのです。

 

意識がハッキリしているのでとても気持ちが

悪いんです。

(ついに頭いかれたな、と絶望感にも襲われます。)

なので睡眠導入剤は飲むのを止めていますが、

抗不安薬でも充分眠くなりますので

特に眠れなくて困る事はなくなっています。

抗不安薬は時々飲んでいますが、出かける30分前、

家に何か不安材料がある時だけ服用しています。

(家に人が来る時など)
服用数が少ないので離脱にも苦しんでいません。

 

【パニック障害になって困る事】

山ほどありますが、人と会う事が

出来なくなった事でしょうか。

今でも泣けてきますが、父の葬儀にも行けませんでした。

飛行機には乗れるのですが、電車に乗れない。
特に、特急列車など駅間が長く閉鎖された

空間に長くいる事は無理なんです。
かと言って実家は北海道。

 

鈍行列車に揺られての一人旅は考えられません。

仮に行けたとしても親戚に挨拶する事すら

出来ませんし、てんかん発作の経験が

ありましたので葬儀の最中泡を吹いて倒れる訳

にも行かず断念しました。

 

【パニック障害から立ち直るために】

 

先程、薬の服用が少ないと書きましたが、

こうなるまでに何年もかかりました。

 

立ち直るための手段として言えるのは諦めない事です。

そしてパニック障害の事をあまり考えない、

調べない。これも重要です。

もう、記事を読まれてしまったので余計な

情報を伝えてしまったかもしれませんが
外部の情報を知れば知る程出来ない事が

増えていきます。

 

私の場合も、情報を得た事で摂食障害の

おまけが付いてしまいました。

それまでも時々出ていた症状ですが、

麺類を食べている時に飲み込めなくて窒息

してしまうような恐怖が襲って来るのです。

 

そしてサイトによってはあの薬は酷い!

と悪い事もたくさん書かれています。
けれど、それは違うのです。

 

容量にも寄りますし、合う合わないの問題も発生します。

その方が離脱に苦しんだ薬でも合う人もいます。

現に心療内科に入院した時に隣のベッドに

いた女の子と私の薬は違う物でした。

悪い事ばかり書いているサイトの記事を信じずに、

合わない薬を貰ってしまったら、

まず病院に行き医師に相談する事です。

 

まとめ

20年経っても治らないのか、と絶望しないでくださいね!

20年も患っていますがそれでも私の症状は

確実に改善されてきています。

そして、お互い外の世界を取り戻しましょうね!

 

【ゲームの活用】

あ、あともう一つ!ゲーム良いですよ!
病院などの待ち時間が長い時など

ひたすらゲームをしています。

これは、パニック障害を持っている方に

数々勧めてきましたが効果ありと思います!