ギャンブル依存症体験者の声
【逆転を狙って借金が膨らんだ例】
大王製紙元会長の井川意高さん54歳は
カジノに総額100億円以上を注ぎ込んでしまった。
没頭したのはバカラと呼ばれるカードゲーム。
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勝敗は運によるところが大きい.
『単純だからこそはまりやすい』
きっかけは20年ほど前,
友人に誘われてオーストラリアのカジノに行ったことだ。
用意した100万円が、2,000万円に増えた。
2007年に社長に就任して数年が過ぎた頃、
週末ごとにマカオやシンガポールのカジノに通うようようになった。
負けが込むと逆転を狙って高額をかけるようになり借金は膨らんだ
経営者なので、小会社から資金を借り、穴埋めをした。
会社内の告発で発覚し11年9月に会長を引責辞任。
会社法違反(特別背任)の罪で13年に
懲役4年の実刑が確定し、刑務所に服役した。
ギャンブル依存になると、失った金を深追いする傾向が強まり、
損害を取り戻すためにギャンブルを続けたいという切迫した要求が生まれる。
中断すると落ち着かない。しばしばかけごとに心を奪われる。
嘘をつくといった行動も出る。
脳の刺激に対する反応も変化し、ギャンブル以外を楽しめなくなるという。
「ピンボールでハイスコアを狙うような感覚だった。
勝っていてもやめないし、負けているとなおさらやめられない」
「元手が減ってから取り戻す時が一番しびれる。
ぎりぎりの瀬戸際で死の淵を見て戻ってくるようなスリルがある」
「負けはあまり記憶に残らない。勝ったことだけが、記憶に残るんです」
バカラにのめり込む心理状態を、井川さんは色々な言葉で表現してくれました。
カジノでは徹夜が続き、48時間まったく眠らないこともあった。
食事をとると睡魔に襲われるため口にするのはチョコレートやコーヒーなど。
1回に1千万円以上つぎ込むことも珍しくなくなった。
子会社からの10億円近い借入金をバカラで返したこともある。
手持ちが150万円に減ってから逆転し23億円になったこともある。
ただ、一時的に手にしたこの大金も勝負を続けてすぐに消えた。
「はまってしまう人間は、行くところまでいかないとダメなんでしょうね」
自嘲気味に振り返る
逮捕前の最後の一年間は、バカラに対する思いも変わってきた。
「ギャンブルの負けを取り返せるのはギャンブルでしかなかった。」
尻に火がついて返さなきゃいけない、やらざるを得ないという状況だった」
追われるようにして、ギャンブルを続けた。
そして、地位も名誉も失なってしまった。
この事件は、TVのニュースで何度も流れたので、皆も記憶に残っているでしょう。
今は大王製紙を離れ、飲食関係の会社の経営に携わる。
出店計画や現場の指揮を行っているそうです。
親戚の子も、パチンコとタバコ依存症なので、
井川さんのこの事件が気になり調べてみました。
「ギャンブルの負けを取り返せるのはギャンブルでしかなかった。」
まさにその通りで、毎月の返済金があるのに、
年末の給料を全部もって、パチンコに行き、
全部無くなってしまい、「家に帰れなくなった」と電話してきた。
お正月のお金がないので、
年始も外出もできない状態になってしまった。
親や周りが「返済金のことばかり」言ってると、
逆に使ってしまう???
ようやく「パチンコ」から抜けだしたと思ったら、
今度は携帯・スマホゲームにのめり込み
毎月十万円も払ってゲームをしてる。
もう1年も過ぎたので、100万円もつぎ込んでることになる。
いつ止めることか??
続きは又あした・・・・