若々しい人と「高齢者」に見える人の差

人間であれば必ず歳をとりますが、いつまでも若々しい人と、
いかにも「高齢者」に見える人の差はどこにあるのでしょうか?

テレビや新聞に振り回されない!

自分の「健康で幸福な生活指針」

なんといっても第二の人生の幸福のほとんどは「健康」で決まります。
でも、現在では高齢者で儲ける医療政策」が行われていますので、
テレビや新聞などで「こうしなければならない」と
言っていることをそのまま受け取ると自分の健康が損なわれます。

だから、第二の人生の健康は自分で考えなければなりませんが、
今まで、あまりにも繰り返したフェイク医療が長かったので、
それによる錯覚を個人で打破するのは容易ではありません。

そこで、ここではやや断定的に、
「第二の人生が健康で幸福になるための生活指針」を示したいと思います。

まず第一に、もっとも大切なことは「自分の年齢を忘れること」です。

先日、東京でタクシーに乗って「今日は東京駅まで15分ぐらいですか?」
と運転手に言いましたら、「不思議なのですが、お客さんと到着時間を打ち合わせると、
不思議とその時間につくのです」という奥の深い返事でした。

また、日体大の親しい筋肉の先生が「腹筋をつけるのには、
単に運動してもダメで、「自分は腹筋をつけるんだ!」と
思いながら運動をしなければ腹筋はつかない」と話されていて、
まさに人間を支配するのは「大脳」であって、
体とかチャンスというようなものではないということです。

 

そこで、「大脳を錯覚させるための化粧」が必要です。

1、頭が白くなってきたら必ず染める、だらしない髪にしておかない
2、男性も皮膚にしわが増えないように工夫をする
3、歩き方が老人に見えないように歩幅を広くする、さっそうと歩く
4、背筋を伸ばす
5、高齢者向けのデザインを選ばず、過度に派手ではない服を選ぶ
6、身体的・精神的に常に前向きで張り切った状態を保つ

がまずは大切です。

よく考えて、「正常な加齢による変化」と、
「遅くしようと思えばできる変化」を分けることです。

老人をさらに老人にするために躍起になる社会。
そこから抜け出すには?

「正常な加齢による変化」とは
「血管の硬化」
「筋肉が弱くなる」
「性機能の低下」
「胃腸の活動の低下」
などですが、一応あまり抵抗せずに受け入れ、その中で回復に努めます。

まず、血管の硬化は変化を受け入れた後、
異性(特に男性で55歳過ぎの場合は、女性の友人)がいるといないとで、
血管の老化がかなり違うという結果が、
勤労男性を大病院が調べた結果で分かっています。

筋肉が弱くなるのも、かつて100メートルを13秒で走った人が
18秒になるのは仕方がない加齢の変化ですので、
その変化に対して「筋肉増強剤」を飲む必要はありません。
そうではなく、加齢による変化を受け入れて、
その上でスポーツをするのです。

年齢が高くなってもテニス、ボクシング、水泳ぐらいの運動はできます。

 

「性機能の低下」はある意味では自然ですが、
過激でない範囲で異性に興味のある状態を作っておく必要があるでしょう。

「消化能力の低下」も仕方がないのですが、それを過度に意識して、
「肉から豆腐へ」と変化させるとそれ自体が老化を早めることになります。

これに対して、
1、「髪が白くなる(染めればよい)、
2、薄くなる(養毛剤を使えばよい)」
3、「肌が汚くなりシワがよる(適正な化粧品を男性も使う)」
4、「骨が弱くなる(カルシウムを取って、できるだけ立つ時間を増やす)」
などは対策がとれます。

ここで危険なのは、社会は老人をさらに老人にするために躍起になります。
たとえば、「シルバーシート」を作って足を弱くするようなことをしますから、
そんなものに座らないことが必要です。

そして「大脳の力」をフルに使って、50歳を過ぎてからは、
毎日「俺は50歳だ!」とつぶやくことです。

 

もちろん、実際は50歳を超えているので無理やり、錯覚させるわけですが、
大脳に錯覚させて老化を防ぐことができます。

最初は「俺は50歳だ!」でよいのですが、慣れてくると、
50歳以下に変えていき、「45歳だ!」までは、
実際の年齢が75歳になっても十分、錯覚することができます。

「社会が老人をさらに老人化している」
いつまでも健康で若々しくいるためには
「大脳を錯覚させる必要があります」

次に、人間関係ですが、これは家族にしても、友人、知人、仕事の
関係者のいずれも「恩を貯金する」(貯恩)がベストです。

よく「ギブ&テイク」と言いますが、人間は「こちらが何かをしてあげる(ギブ)」
のがまず最初で、それに対して相手が自分にしてくれる(テイク)になります。

だから、元気で力のある第一の人生の時に、家庭を大切にして家族に愛情を注ぎ、
友人知人を大切にしてなんでも骨を折り、社会に対して献身すると、
第二の人生では多くの人が自分に「恩」を返してくれます。

それにはまず「ありがとう」の精神であり、
次に「自分がやります」ということでしょう。

人間は一人では生きていくことができません。
お金よりなにより大切なのは自分を愛してくれる他人であり、
なぜ自分を愛してくれるかというと、かつて自分が愛したからなのです。

第三は健康ですが、
第一の人生では健康と運動はそれほど関係がありません。
むしろ運動と健康が関係するのは
第二の人生からで、50歳を過ぎてからの運動で十分間に合います。
「若い時に体を鍛えておいたほうが良い」というのはあてになりません。
50歳を過ぎてからの健康法は前回に詳述しましたので、それを参考にしてください。

そして最後に「学力」です。
「知識」と言ってもよいのですが、「知識+考える力」なので、
学力と表現しました。

第一の人生はどちらかというと「ガムシャラな人生」なのですが、
第二の人生は時間に余裕があります。
なにしろ50年の時間がありますし、
成長や学校の時期がありませんから、たっぷりなのです。

今からでも知識や教養、新しいことにチャレンジしたり、
ネットビジネスを始めてみませんか?