玉ねぎ&玉ねぎの皮がいいワケ

玉ねぎの効能はいろいろあります。

 

料理をする人を“泣かせる”食材の一つ、玉ねぎは、刻んでいると鼻にツンとしたにおいが来て、その瞬間涙がボロボロ鼻水タラ~リとなってしまいますね。

この原因の物質は、硫化アリルと言います。

硫化アリルは健康に良い成分ですので、水にさらして流してしまわず摂取したいものです。

効能は、食欲増進作用や殺菌作用、利尿作用、発汗作用など。ですから、風邪を引いたときなどには効果のある食べ物です。

水溶性の成分を摂れるようにスープなどにすると良いでしょう。

その効能はというと、まず代謝を良くするビタミンB1の吸収を助ける、

ということがあります。つまり、食べたものをエネルギーにしやすくなる訳ですので、スタミナアップや疲労回復に役立ちます。

また、神経を鎮めたり眠りやすくする働きもあります。

眠れないときには、玉ねぎを切って枕元に置いておくと、アリシンが揮発してその成分で眠りやすくなります。アリシンは熱に弱い性質がありますので、料理するときは火を通さずに薬味などとして生で食べるのが良いでしょう。

血液をサラサラにして血栓ができたり血管壁が硬くなったりするのを防いでくれますので、生活習慣病の予防という効能があることも分かります。

セロリの葉やパセリの茎、にんじんの皮などと一緒にダシパックに入れて煮込み料理に使うと、成分が溶け出します。

こうすると、グルタミン酸という旨み成分も染み出て、料理をおいしくすることもできます。

 

【玉ねぎの皮の効能】

 

茶色のたまねぎ皮の部分には様々な健康効果をもたらす、ポリフェノールの一種のケルセチンが豊富に含まれています。
ケルセチンは黄色い色素成分 で、玉ねぎの苦味成分です。たまねぎ皮にはこのケルセチンが、普段食べている白い部分の約30倍も含まれています。たまねぎ皮に含まれるケルセチンを摂る ことにより、毛細血管が丈夫になり、血液をサラサラにし、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減少させるといった嬉しい効果があります。

さらに「ケルセチン」はその強い抗酸化作用により、がん予防やアレルギー体質の改善、ダイエットや美肌効果にいたるまで嬉しいことずくめの効果が期待できるのです。

 

話題のポリフェノール「ケルセチン」5つの効果

普段は捨ててしまう茶色い玉ねぎの皮。
しかしこの皮にはフィトケミカル「フラボノイド」の一種、「ケルセチン」というポリフェノールがたくさん含まれており、その驚くべきチカラが今非常に注目を集めているんです。

人間の生命維持に必要な栄養素である「糖質」、「タンパク質」、「脂質」、「ビタミン」、「ミネラル」を合わせて「5大栄養素」と呼ぶのですが、最近ではここに「食物繊維」と「フィトケミカル」を加えて「7大栄養素」として注目を浴びています。フィトケミカルには野菜や果物が紫外線から身を守るための強い抗酸化力があり、それを人間の体に取り入れることで同じ効果が起きることが期待されているのです。

1:消化器系の病気を予防してくれる

玉ねぎはアメリカ国立ガン研究所のピアソン氏が提唱したデザイナーフーズ計画においても抗がん食品として取り上げられており、とくに胃がん、大腸が ん、食道がんなどの消化器系のガンに対して顕著な予防効果があることが報告されているのですが、その要因としてケルセチンが関わっていると考えられていま す。

2:生活習慣病を予防・改善してくれる

ケルセチンは血液をサラサラにし、血管壁や毛細血管を強くし、(過酸化脂質)を防ぐことから、高脂血症、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、そしてボケ防止・記憶障害の改善、筋肉の減少に効果があると考えられています。

3: 花粉症やアトピーなどのアレルギー体質を改善してくれる

ケルセチンには腸内環境の改善や、皮膚バリアの強化作用があり、花粉症やアトピー性皮膚炎のようなアレルギー体質の改善の期待もできると考えられています。

4:ダイエット効果が期待できる

ケルセチンには肝臓に含まれている脂肪の燃焼・排出を促進する効果や、腸内の脂肪吸収を阻害する効果もあることから、ダイエットへの効果も期待されています。

5:美肌効果が期待できる

ケルセチンには高いキレート効果があり、コラーゲンの生成を促すビタミンCの吸収率を高めてくれるので、ケルセチンが多く含まれる玉ねぎを食べる 時、合わせてビタミンCが多く含まれるレモンなどの柑橘類と一緒に摂取することで美肌効果がぐっと高まります。その他にも皮膚のバリア機能を高める作用も あるので肌荒れの防止にもつながります。

シミ・ソバカスやしわなどの老化現象の予防などに効果があると言われています。

脳内の血の巡りも良くなるかも知れませんね♪

いつまでも元気で若々しく、美しくありたいと願う人にとって、運動はもちろんですが、体内のミネラルバランスも大切です。