日常生活で気を付けたいヒント(1)

日常生活で気を付けたいヒント(1)

(26)元気な口の人は長生きできる

体と同様に、こまめによく動かして欲しいのが口です。
あなたは食事の時に何回噛んでいるでしょうか?

よく噛むことは健康的に長生きするためにとても大切なことなのです。
1口に30回は噛むようにしましょう。

噛むと唾液が出ます。唾液は消化を助ける役割や抗菌作用、歯の表面を掃除し、虫歯を予防する効果があるのです。

さらに老化防止に役立つ成長ホルモンが含まれています。
良く噛むことで食事をゆっくり食べることにも繋がります。
満腹感が脳に伝わり、食べる量を抑えられて、ダイエットにもなり一石二鳥です。

口を動かすことが認知症防止になりますし、脳を活性化します。

自前の歯で食べ物を砕いて唾液とともに消化器官へ送り込むことや、歯茎に刺激が与えられることで血流がよくなり脳が活性化することが考えられます。

 

(27)早寝早起きでホルモンバランスを整える

忙しい現代人の中には、夜遅くまで仕事や勉強で夜型の生活習慣に慣れてしまったと言う人も多いのではないでしょうか。

私達の体温は朝から夕方にかけて上昇し、夜になると下がって行くようにできています。
もっとも低くなるのは明け方で、そこからまた体温が上がっていくのです。

体温が上がり始める時に起き、再び体温が下がり始める夜に寝る。
この自然な生活リズムこそが健康と長生きのために大切なのです。

また、肥満を予防したい人にも、早寝早起きは効果的です。
交換神経は昼間に働き、夜は副交感神経が優位になります。
そのため昼に食べるのと夜に食べるのとでは吸収率が変ってきます。
夜にたくさん食べると吸収率がUPしているため、肥満になりやすいと言うわけです。

”前向きな思考を心掛けると自然に人生も輝く”

人間は睡眠中に脳の中を整理整頓しています。
寝ている間に無駄な情報を消して必要な情報に優位順位を付けたり、
まとめたりしてくれているわけです。
つまり、朝起きたての脳は1日のうちで一番すっきりした状態です。

考えごとをするなら、断然朝をおすすめします。
ひらめきやアイデアも湧きやすくなっているため、しごとも勉強もはかどります。
また、朝は思考がとてもポジティブになりやすい時間と言われています。
決断すべきことや大切なことなどは、朝の間に解決しましょう。
これを毎日繰り返せば、前向きに考えることが週間になります。

生活の中心を朝に持って行くことで人生そのものも明るくなっていくはずです。

 

(28)声を出してあいさつをすると認知症予防に

毎朝のあいさつを意識的に行うことで、若々しい脳を手に入れることができます。
あなたは毎日、自分から進んであいさつをしていますか?
高齢者の施設を運営している人の話によると、自ら進んで挨拶できる人は認知症になりにくいのだそうです。
コミニュケーションの基本であるあいさつは、家族や友人だけでなく、あまり交流のない知人にもすることをおすすめします。

最初は無視されるのではないかとドキドキして勇気がいるかもしれませんが、
あまり知らない相手とコミニュケーションを取れるようになると言うことはアルツハイマー病を防いで、認知機能の低下を防ぐ有効な手段であることが分かっているのです。
認知機能の患者に音読をしてもらったところ、認知機能の低下を防げたという報告もあります。

 

(29)家事の最中は前かがみにならないように!

毎日の家事で体に負担を抱えていませんか?
ほんの少し姿勢に気を付けるだけで、かなり楽になります

毎日行う家事は意外にも体力を使うものです。
台所仕事や掃除などを行う時に、気がつかないうちに前かがみになっていることが原因かもしれません。

実は前かがみ姿勢は、腰にかかる負担が直立時の1.5~ 2倍以上と言われています。
日々行う家事でそれだけ体に負担かかると腰痛の原因にもなりかねません。

例えば、掃除機をかける時は掃除機の柄を長くして使うと、自然と背筋を伸ばすことができます。
雑巾掛けも片方の膝を床に付ければ、背筋をのばして行うことができます。

家事の最中はエクササイズと思って姿勢に気を付ける
お風呂掃除は51~64キロカロリー、掃除機をかける場合は46~57キロカロリー消費することなります。
これは、20分間のストレッチをする時のカロリーと同じ位のカロリーを消費することなります。
家事中も姿勢を良くして、腹筋を鍛え、腰に負担をかけずにより代謝を上げて、脂肪を燃焼させることができます。